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資産運用

SBI証券で子供用(0歳)の口座を開設する手順【ジュニアNISA】

どーも、ちゃたです。
第2子が産まれたので、これを機にジュニアNISAでの運用を始めようと考えました。

ジュニアNISAはとてもオトクな制度で活用しない理由がありません。
でも、いざ始めようと思ってからの手続きが結構ややこしい。

備忘録も兼ねて、必要な手順を説明していきます。

なお、ジュニアNISAのメリットについては、こちらの記事にまとめてますのでどうぞ。

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ジュニアNISAでの証券口座の選び方

ジュニアNISAを始めるには、子供用の証券口座を開設する必要がある

ジュニアNISAとは、子供のための将来資金を運用する非課税制度です。
資金運用なので、証券口座が必要になります。

ジュニアNISAの運用は基本的に親が行いますが、名義はあくまでも子供名義。
したがって、子供名義の証券口座が必須です。
親名義の口座ではできません。

ジュニアNISAはどの証券会社で口座を開くべきか

ここで迷うのが、どの証券会社で口座を開くべきか。

証券会社には、大手証券とネット証券があります。
特段理由がなければ、ネット証券にしましょう。

ネット証券はどこも口座維持費がゼロで、また取引手数料が安い傾向があります。

大手証券の場合、会社によっては、口座維持だけでも費用がかかります。
また取引手数料も高い傾向があります。

2018年現在、ネット証券の口座開設数のトップ5は次の5社です。

SBI証券
楽天証券
マネックス証券
松井証券
カブドットコム証券

SBI証券が圧倒的に人気で、それに次ぐのが楽天証券、という図式です。

SBI証券は、手数料が安い、取引商品が豊富、などの強みがあって、ここ数年、ネット証券の人気No.1を維持しています。
ここで口座を開設しておけば間違いない、と言ってもいいでしょう。

ボクは、自分の証券口座もSBI証券ですので、ジュニアNISA用の子供口座も迷うことなく、SBI証券に決めました。

子供用のSBI証券口座を開くために必要なモノ

大前提として親のSBI証券口座が必要

さて、子供用の口座をSBI証券で開設するにあたり、最初に注意点があります。
親がSBI証券の口座を持っている必要があるということです。

自分(親)の口座がなければ、まずは自分の口座開設を進めてください。

子供用のSBI証券口座を開くために必要な書類

SBI証券で子供名義の口座を開設する際に必要な書類は、子供が産まれてまもない場合、次のものです。

・マイナンバー通知カードのコピー
・住民票の写し
・健康保険証のコピー

必要書類のパターンはHPに色々記載されていますが、産まれて間もない小さな子供の場合は上記の3点セットが現実的です。
マイナンバーカードも作成していないでしょうし、顔写真つきの本人確認書類もないでしょうから。

子供用のSBI証券口座を開くために、書類以外で必要なもの

また、書類の他にも準備しておくべきものがあります。
「子供のメールアドレス」

「子供名義の銀行口座」
です。

子供のメールアドレス

子供のメールアドレスは、口座開設の登録用として必要になります。
親と同じでなければ、GmailでもなんでもOKです。

ここで便利なのがGmailのエイリアス機能。
これは、普段自分が使っているGmailアドレスに、
+XXXXXXと好きな文字列を加えるだけで別アドレスのように使える仕組みです。

例えば、普段のアドレスがgoogle@gmail.com である場合、
google+abc@gmail.comというアドレスを別アドレスのように使えるんです。

別アドレスのように見えますが、実際にメールが届くメールボックスは元の
google@gmail.com のメールボックスとなります。
特に設定も必要ありません。

これを使えば、子供用のメールアドレスとして登録しても、実際のメール確認は親が簡単に行えます。

子供用の銀行口座

ちょっと面倒なのが銀行口座。
子供名義の銀行口座を持っていない場合、証券口座の開設の前に、銀行口座の開設が必要となります。

ボクもここでつまづきました。
まずはあせらず、銀行口座の開設から取り掛かりましょう。

SBI証券と相性がいいネット銀行はこの3行

住信SBIネット銀行は15歳未満の口座開設ができない

さて、それではどの銀行で口座を開設するべきか、迷いますね。

ボクの場合、SBI証券で使うための銀行口座なので、当然、同系列の住信SBIネット銀行にしようと思いました。
しかし、ここで落とし穴がありました。

住信SBIネット銀行は、未成年の口座開設に年齢制限があり、満15歳以上でないと口座開設ができません。

しかたないので、住信SBIネット銀行以外で検討しました。

SBI証券の「即時入金サービス」に対応している銀行

ここで抑えておくべきポイントは、
SBI証券の「即時入金サービス」に対応している銀行であること。

「即時入金サービス」とは以下のようなサービスです。
>インターネット上で、お手持ちの銀行口座から、SBI証券の証券総合口座へ入金いただけます。
入金後、即時反映されるため、商品のお取引までがスムーズです。手数料も無料です。

この「即時入金サービス」に対応していないと、ジュニアNISA運用における手間や手数料が増えてしまう可能性があります。

SBI証券の「即時入金サービス」に対応している銀行は次の表の通り。

銀行名 サービス名 銀行側で必要な手続き 対象年齢
住信SBIネット銀行 即時決済サービス なし 満15歳以上
三菱UFJ銀行 三菱UFJダイレクト ネット振込(EDI) 三菱UFJダイレクトの申し込み 0歳〜
三井住友銀行 ウェブ振込サービス SMBCダイレクトの申し込み 0歳〜
みずほ銀行 みずほダイレクト ネット振込決済サービス みずほダイレクトの申し込み 0歳〜
りそな銀行 ネット振込サービス ネット振込サービスの申し込み 0歳〜
埼玉りそな銀行 ネット振込サービス ネット振込サービスの申し込み 0歳〜
近畿大阪銀行 ネット振込サービス ネット振込サービスの申し込み 0歳〜
楽天銀行 かんたん決済プラス なし 0歳〜
ジャパンネット銀行 リンク決済 なし 満15歳以上
ゆうちょ銀行 ゆうちょダイレクト ゆうちょダイレクトの申し込み 0歳〜
セブン銀行 ネット決済サービス なし 0歳〜
スルガ銀行 ネットデビット 銀行にてネットデビットの申し込み 0歳〜
イオン銀行 WEB即時決済サービス なし 0歳〜

大手の都市銀行はすべて対応していますね。
ネット銀行は、有名どころでも対応していない銀行があります。
たとえば、新生銀行やソニー銀行、じぶん銀行などは、即時入金サービスに対応していません。
このあたりは気をつける必要があります。

また、都市銀行の場合は、各銀行のネットバンキングサービスに契約しないといけないので、気をつけましょう。
ちょっと手間かもしれません。

子供のジュニアNISA用に使うという目的からすると、都市銀行に口座開設する必要性も感じないので、手数料やネット操作に優れているネット銀行のほうがおすすめです。

SBI証券と相性がいいネット銀行はこの3行

ネット銀行の場合、気をつけるポイントは、口座開設のできる年齢。
一部のネット銀行では、住信SBIネット銀行と同じく、15歳以上でないと口座開設ができません。

このような点を考慮していくと、候補は自然と絞り込まれます。
次の3銀行です。

・楽天銀行
・セブン銀行
・イオン銀行

この3行から好きなところを選べばいいと思います。

ボクは、将来的に楽天証券を活用する可能性も踏まえて、相性のいい楽天銀行にすることにしました。

楽天銀行で子供用(0歳)の口座を開設する手順

楽天銀行の口座開設手順は簡単です。

まずは、公式HP上で必要事項を記入していきます。

これで申込みを行い、次に本人確認書類の送付となります。
申込住所宛に本人確認書類送付用の返信用封筒が届きますので、必要書類を入れて返送します。
小さな子供用の本人確認書類として現実的なものは、住民票かと思います。
コピーは不可です。

本人確認書類が受理されると口座が開設されます。
キャッシュカードとセキュリティカードが届きますので、ネットで初期設定をすれば完了です。

SBI証券で子供用(0歳)の口座を開設する手順

さて、子供用の銀行口座が開設できたら、ようやくSBI証券での口座開設申し込みに進めます。

こちらも公式HP上から、必要事項を記入していきます。
SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ

記入していく上で、ひとつだけ迷うポイントがあります。
「特定口座」という項目です。

特定口座の開設とは?

「特定口座」、投資経験がないと聞き慣れない言葉です。

・特定口座を開設「する」か「しない」か、
・開設する場合は、「源泉徴収あり」か「源泉徴収なし」か、
という選択肢があります。

特定口座を開設しない場合、株式運用の記録をすべて自分で計算し確定申告する必要があります。
素人には難しいです。

特定口座とは、証券会社が年間売買の損益を計算してくれる口座です。
素人の場合は、特定口座は必ず開設しておくべきです。

特定口座には、「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2種類があります。
源泉徴収ありのほうが楽そうに見えますが、ここでの正解は「源泉徴収なし」。

なぜなら、ジュニアNISAの長期運用にあたっては、通常は確定申告の必要性がないためです。

大人の場合、給与所得があると、投資で20万円を超える利益が発生した際に確定申告の必要があります。
15歳未満の学生で給与所得がない場合、利益が38万円を超えると確定申告の必要があります。

ジュニアNISA分は非課税なので、ここでの利益にジュニアNISA分は含まれません。
つまり、ジュニアNISA以外で38万円を超える利益が生じる場合に確定申告が必要となるということです。

通常はあまりないと思いますので、
「特定口座(源泉徴収なし)」
にしておけばOKです。

書類の返送と本人確認書類

これで申込みを行うと、本人確認書類等の返送用封筒が届きますので、これに必要書類を入れて返送します。

なお、このときに記入する書類には、親権者2名の署名と捺印が必要となります。
奥さんや旦那さんにも事前に同意を得てから手続きを進める方がいいですね。

また必要書類は以下の通りです。
まず、未成年者の本人確認書類は、健康保険証が現実的です。
その他に、親権者の本人確認書類として、運転免許証あるいはマイナンバーカードなど。
続柄を証明する書類として、住民票のコピー。
さらに、未成年者のマイナンバーを確認できる書類として、個人番号通知カード。

これらの4点を準備しておく必要があります。

必要書類を返送すると数日後、SBI証券からユーザーネームやログインパスワード等が記載された書類が送られてきます。
これにより、ようやく取引を開始することができます。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。
ジュニアNISAを始めよう、と思い立ってもすぐには始められません。

まずは、始められる環境を整えることが大切です。

具体的にすることは、
子供名義の銀行口座の開設、
続いて、
子供名義の証券口座の開設、
という流れです。

資産運用の基本は長期運用、最初の一歩をなるべく早く踏み出すことが大切です。

それでは〜。

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