書評

【読書メモ・感想】『ランニングする前に読む本(田中宏暁)』 スロージョギングという衝撃的なランニング法

どーも、ちゃたです。
『ランニングする前に読む本 最短で結果を出す化学的トレーニング(田中宏暁)』を読み終えました。

スロージョギングによって走る習慣を身に着けたい人、フルマラソンでサブスリーを達成したい人、とにかく走ることに興味のある人は必読の一冊です。

 

『ランニングする前に読む本』の概要

この本は『スロージョギング』という走り方を推奨している田中宏暁さんによるランニングに関する知識・ノウハウ等をつめんこんだ一冊です。

『スロージョギング』によって、走ることが苦しくなくなり、走れる距離がどんどん伸びていく。タイムも伸びていきフルマラソンのサブスリーだって達成できる。
ちょっとしたコツでそんな走り方が可能になる、このことを理論面から実践面まで説明してくれる本です。

ランニングでどうダイエットをすべきか、どう走ればフルマラソン完走、さらにはサブスリーが達成できるか、理論的に解説しています。

今までの自分の走り方を根本的に変える、ボクにはそれくらい衝撃的な内容でした。

もっと早く読んでおけばよかった。

既にランニングを日課としている人や走ることに興味のある人、ぜひ手にとってみて下さい。

 

『ランニングする前に読む本』の面白いポイント

『スロージョギング』という衝撃的な方法の紹介

『スロージョギング』とは、苦しくないペースで走ればいいという方法なんです。
苦しくないペースのことを著者の田中さんは、『にこにこペース』と呼んでいます。

ス ロ ー ジ ョ ギ ン グ と は 、 歩 く く ら い の 低 速 で 走 る こ と で す 。 実 践 す る と き の 大 事 な 2 つ の ポ イ ン ト を 押 さ え て お き ま し ょ う 。
① 「 に こ に こ ペ ー ス 」 で ゆ っ く り 走 る こ と

ボクはこれまで、持久力をつけるには自分が苦しいと思うようなペースで走らなければいけないと考えていました。
でもそんな必要はなかったんです。

それともう一つ、『スロージョギング』のポイントは、歩幅を狭くして足の前の方で着地すること。

② 歩 幅 を 狭 く し て 、 フ ォ ア フ ッ ト ( 足 の 指 の 付 け 根 あ た り ) で 着 地 す る こ と

これも、ボクのこれまでの考えと真逆でした。
早く走るためには、ストライドを大きくして踵から着地して強く蹴り出すような走り方をすべきかと思っていました。

『スロージョギング』という理論は、ボクにとっては目からウロコの衝撃的な走り方です。

説明が論理的かつ具体的

この『スロージョギング』理論、にわかは信じがたいと思ってしまいますが、この本は何故『スロージョギング』がいいのか、とても論理的に説明をしています。
例えばこんな感じ。

に こ に こ ペ ー ス と は 、 乳 酸 が ち ょ う ど 蓄 積 し は じ め る レ ベ ル の 軽 い 運 動 な の で す 。

乳 酸 が 溜 ま れ ば 溜 ま る ほ ど グ リ コ ー ゲ ン を 消 耗 し ま す 。 体 内 で は 糖 が グ リ コ ー ゲ ン の 形 で 貯 蔵 さ れ て い る の で す が 、 グ リ コ ー ゲ ン は 、 い わ ば 身 体 を 動 か す た め の ガ ソ リ ン の 役 割 を 果 た す も の で す 。

に こ に こ ペ ー ス は 乳 酸 が 蓄 積 し ま せ ん の で 、 ガ ソ リ ン に 相 当 す る グ リ コ ー ゲ ン を 節 約 し て ラ ン ニ ン グ を す る こ と が で き る と い う わ け で す 。 じ つ は マ ラ ソ ン の 疲 労 の 原 因 は 、 〝 ガ ス 欠 〟 、 つ ま り グ リ コ ー ゲ ン の 消 耗 で す 。

また、もうひとつありがたいのが、『スロージョギング』の実践方法を具体的に解説しているところ。
本を読むだけで、走り方のイメージがつかめます。

走 る 前 に 、 ま ず そ の 場 で ジ ャ ン プ を 繰 り 返 し て み て く だ さ い 。 す る と 、 誰 で も 必 ず フ ォ ア フ ッ ト 着 地 に な り ま す ( 前 掲 、 図 2 ‐ 3 参 照 ) 。 次 に 、 そ の 場 で 駆 け 足 を し ま す 。 こ れ ま た 、 誰 も が フ ォ ア フ ッ ト 着 地 に な り ま す 。 そ の ま ま 歩 幅 を 広 げ て い け ば 、 自 然 と フ ォ ア フ ッ ト 走 法 に な り ま す 。   注 意 し て ほ し い の は 、 フ ォ ア フ ッ ト は 「 つ ま 先 」 で は な い と い う こ と で す 。 足 の 指 の 付 け 根 あ た り で す (

頭 の て っ ぺ ん ( 頭 頂 ) か ら 足 の 指 の 付 け 根 ( フ ォ ア フ ッ ト ) ま で を 1 本 の 棒 の よ う に 意 識 し ま し ょ う 。 こ れ が 「 軸 」 と な り ま す 。 軸 を 保 っ た ま ま 身 体 を 前 方 に 傾 け 、 倒 れ な い よ う に 脚 を 出 す 。 こ の 繰 り 返 し で す 。 軸 を 斜 め に 保 ち 、 片 脚 ジ ャ ン プ を 繰 り 返 す と い う イ メ ー ジ を 持 っ て く だ さ い 。 着 地 し た ら 地 面 を 蹴 る の で は な く 、 す ぐ さ ま 斜 め に ジ ャ ン プ す る の で す 。 そ う す る と 、 前 に 進 む た め の 推 進 力 が 生 ま れ ま す 。

初心者向けなのに、フルマラソンの走り方まで教えてくれる

さらに、この本の面白いところは、初心者向けに走り方を解説するだけでなく、フルマラソンのタイムをいかに伸ばすか、ここまで話を展開しているところです。
『スロージョギング』という方法で、無理ないやり方の延長線上にフルマラソン完走、しかもサブスリーが見えるというのは、刺激になります。

1 日 3 0 ~ 6 0 分 、 週 に ト ー タ ル 1 8 0 分 以 上 の 運 動 を 3 ~ 6 ヵ 月 続 け る こ と が で き れ ば 、 も う し め た も の で す 。 距 離 に し て ト ー タ ル で 週 に 2 0 ~ 3 0 ㎞ の ラ ン ニ ン グ を 3 ヵ 月 続 け ま し ょ う 。 こ れ で 、 フ ル マ ラ ソ ン を 走 る 体 力 が 十 分 に 備 わ り ま す 。 こ の と き 、 あ な た の に こ に こ ペ ー ス 、 つ ま り ス ロ ー ジ ョ ギ ン グ の ス ピ ー ド は 、 時 速 6 ~ 8 ㎞ に な っ て い る は ず で す 。

走 る の は 、 朝 食 の 前 に し て く だ さ い 。
早 朝 の 空 腹 時 に ラ ン ニ ン グ を す れ ば 、 よ り 選 択 的 に 脂 肪 を エ ネ ル ギ ー 源 と し て 利 用 で き 、 脂 肪 の 燃 焼 能 力 の 向 上 効 果 が 期 待 で き ま す 。

早 朝 の 空 腹 時 に ラ ン ニ ン グ を す れ ば 、 よ り 選 択 的 に 脂 肪 を エ ネ ル ギ ー 源 と し て 利 用 で き 、 脂 肪 の 燃 焼 能 力 の 向 上 効 果 が 期 待 で き ま す 。

最後に

この本を読み終えると、すぐに走り出したくなります。

半年ほどランニングから遠ざかっていたボクですが、早速『スロージョギング』を試してみました。

無理する必要はない、ラクなペースでいい、
と思って走ると、身体的にはもちろん心理的にもかなりラクです。
ランニングを習慣化する上で、この心理的なハードルの低さは大切です。

走ることを習慣にしたい人、タイムを伸ばしたい人、ぜひ読んでみてください。

それでは~。