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働き方考

化学メーカーの営業はブラック?ホワイト? 経験者が語ります

どーも、ちゃたです。

ボクは10年ほど、大手化学メーカーで営業として働いていました。

経験者として、化学メーカー・素材メーカーの営業の実情がどんな感じか、語りたいと思います。

化学メーカーの営業、業務内容は?

事業・製品によって大きく異なる

化学メーカー・素材メーカーといっても、担当事業や製品によって大きく異なります。

例えば、川上の基礎化学品と川下の電子材料なんかでは、全くの別物です。
この記事では、化学メーカーとして一般的な、川上の基礎化学品や高分子材料を念頭に話を進めていきます。

一般的に川上の業界のほうがマッタリ気味、川下の業界のほうが激務であることが多いです。
消費者に近い川下製品の場合には、実情が異なることをご了承下さい。

川上の化学品関係だとルート営業中心

化学メーカーの営業は、ルート営業が中心です。
新規開拓というのは少ないです。

長年取引のある得意先に定期的に訪問し、見込数量を確認したり納期調整を行ったり、そのような業務内容です。
川上にいけばいくほど、この傾向は強いと思います。

飛び込みの営業だったり、電話しまくってアポを取るような、ハードな営業はほとんどありません。

生産能力が決まっている製品の場合、新規にどんどん売り込むというよりは、決められた販売総量を、いつどのユーザーに割り振るか、そんな生産調整・納期調整が重要な業務だったりします。

いわゆる営業というよりは、顧客管理

上記のようなルート営業が中心なので、営業先で新製品のプレゼンをするなんていう機会は結構少ないです。

もちろん事業内容によっては、新規開拓を行うケースもありますが、そのような営業を経験をしている営業マンのほうがかなり少ないです。

なお、化学メーカーの新規開発は、技術的な内容がかなりありますので、技術系出身の人が担当することも多いです。
文系出身者が新規開発を担当するチャンスは割合としては少なめです。

多くの文系営業マンは、ルート営業・既存取引先の管理ばかりやっているのが実情です

化学メーカーの営業はホワイト?ブラック?その理由は?

化学メーカーの営業は基本的にホワイトです。
中には激務な会社や事業もありますが、少数派でしょう。
ブラック企業は、あってもごく一部だと思います。

その理由は以下のとおりです。

ルート営業が中心で、新規開拓は少ない

上記のようにルート営業が中心で、新規開拓は少ないです。
そのため、変なプレッシャーがかかることも少なく、日々の業務を淡々とこなすことになります。
業務量も適正化されている場合が多いです。

ただし、製品に対する営業マンの数が全国で数人だけ、といったことが普通なので、人員バランスによっては業務量が多くなることもあります。

直販は少なく、商社経由が多い

化学メーカーの製品販売は、商社経由が多いです。
そのため、実際には商社の人間とだけ話をしているような営業マンも多いです。

各ユーザーとの細かな話は商社の人間がやってくれる、メーカーの営業は商社の管理だけうまくやっておけばいい、そんなケースも多くあります。
必然的に営業にかかる負荷は多くはなりません。

営業成績やノルマという概念が少ない

営業マンごとの営業成績が貼り出されたり、営業ノルマが課せられたりということは稀なケースです。
そもそも生産能力が決まっている製品が多いので、どんどん新規に売り込むような事業モデルではありません。

上記3つの理由のとおり、それほど過酷な仕事環境ではありません。
ノルマやプレッシャーがきついこともなく、社内外の調整を行うことが主要な業務となります。
労働時間が長くなることはありますが、他業界と比べて異常に長かったりということはないでしょう。

化学メーカーの営業は狙い目

化学メーカーの営業は、このようにガツガツの営業スタイルではありません。
人気のある業界とはいえませんが、以下の理由から、就職先としてはなかなか狙い目だと思います。

まったり営業の可能性が高い

これまで書いてきたとおり、ルート営業が中心のため、営業スタイルがまったりしています。
会社の上司もイケイケな感じの人は少なく、ものわかりのいい、真面目な人が多い印象です。
無茶なことを要求されるような業界ではありません。

ライバルが少ない

商社経由の販売が多いため、1製品あたりの営業マンの数が少ないです。
そのため、事務系(文系)採用の人数も少なめです
大手メーカーでも、同期の事務系は数十人、下手したら数人というレベルです。
同じ部署の営業マンも歳が離れていることが多く、直接のライバルとなる人間関係が少なく、あまりギスギスしていません。

業界が安定している

化学メーカーは、景気の波は当然受けますが、長期的に見ると安定した業界です。

化学品はいつの時代も必要とされるものであり、消費者向け製品の形態がどんどん進化していっても、それらの製品の原料となる大元の化学品は、常に変わらず使い続けられたりします。

各メーカーは、複数ある主要事業への配分を時代時代で少しずつ変えながら、適正化することで生き残っています。
ドラスティックな社会の変化に対してもしぶとく生き残ることができる、そんな業界です。

まとめ

化学メーカー・素材メーカーは、知名度が低く地味な業界のため、就職人気が高いとは言えません。
しかし、実は事務系の採用総数が少ないため、意外と採用されるのは難しかったりもします。

しかし、仕事環境はかなりいいと思います。
ブラックであることは稀で、安心して働ける業界です。

バリバリの営業は向いていない、人間関係を大事にしながら仕事を進めたい、
そんな人に向いている業界ではないでしょうか。

それでは~。