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働き方考

転職経験をベースに、大企業と中小企業のメリット・デメリットを比較してみた

どーも、ちゃたです。
ボクは新卒時に、いわゆる大企業に就職しました。
その後、中小企業に転職しています。

大企業と中小企業、両方を経験しており、業務上、さまざまな規模の会社とつきあいがあります。

大企業と中小企業、実はそれぞれにいいところと悪いところがあるんです。

経験者として、大企業と中小企業のメリット・デメリットをそれぞれ本音で紹介します。

 

大企業のメリット

まず大企業のメリットです。

知名度や世間からの評判、信用

知名度が高い大企業で働いていると、周囲の人から「へえ〜すごいね」と思われます。

聞いたこともない中小企業で働いていると、「ふ〜ん」とか「え、あ、うん」って感じです。

このような周りの人からの単なる反応だけでなく、それ以外のシーンでも大企業ブランドは役立ちます。

不動産契約やローンを組むとき、大企業ブランドがあるのとないのでは、明らかに相手のスタンスが違います。

また、仕事上の取引先も、大企業相手と中小企業相手だと、対応が全然違います。

ボクは両方経験しているため、こういった対応に差があることを痛感してます。

給料と福利厚生

給料と福利厚生も、大企業だと一定水準以上のケースが多いですね。
総じて中小企業よりは、大企業の給料レベルは高い傾向があります。

若いうちは、大企業でも給料が低く抑えられているのが一般的ですが、長年頑張れば、かなりいい給料がもらえるようになります。

家賃補助とか育休制度とかの福利厚生も手厚いんですよね。

大きなプロジェクトに参加しやすい

大企業と中小企業では、取り組む案件のスケールが異なります。

中小企業だと数百万円や数千万円の売上案件がほとんどですけど、大企業だと億単位が普通です。

チマチマしたことは嫌い、大きなプロジェクトを手がけたい、って人は大企業の方がいいでしょう。

優秀な人の比率が高い

大企業にいる人は、学歴社会と就職戦線で勝ち上がってきた人たちばかりなので、基本スペックが高いです。

もちろん、その中でも仕事のできる人、できない人がいますが、平均レベルは高いですし、非常に優秀な人もいます。

そのような人たちとつきあえることは、仮にその大企業を辞めたとしても、その人間関係はずっと財産となります。

新卒時に大企業に入社すると、人間関係的なメリットも実は大きいんですよね。
特に、同期とかは転職しても繋がり続けられることが多いです。

 

大企業のデメリット

それでは大企業のデメリットは何でしょうか。

異動や転勤が避けられない

会社の命令はゼッタイ、です。

職種にもよりますが、大企業の場合は全国各地あるいは海外への転勤が十分あり得ます。
しかも突然辞令がおりて、「イエッサー」と言ってすぐに引っ越さないといけません。

また、引っ越しを伴わない場合でも、自分の意向とは異なる部署への異動も避けられません。

1社に留まる限り、キャリアの選択が会社任せにならざるを得ないんです。

自分の希望通りのキャリアを歩むことはなかなか難しいです。

組織の歯車

大企業の業務は分業制です。
よくも悪くも、自分の担当する業務は全体のごく一部です。

自分のやりたいようにはできず、組織の意向に従わないといけない場面も多々あります。

関わる人数が多いので、社内調整や雑用的な仕事もたくさんあります。
特に若いうちは、雑用を任されがちです。

20代〜30代の貴重な期間を、しょーもない雑用をこなして過ごしてしまう、というデメリットは大きいです。

安定という幻想

大企業=安定という時代は終わってます。
最近では東芝しかり、シャープしかり。

大企業は組織が大きいが故に、意思決定のスピードが遅くなりがちです。

変化の早い今の時代、スピード感の欠如が原因で、経営が傾くということが起こります。

こうして改めて考えてみると、大企業もいいところばかりじゃないということがわかります。

 

中小企業のメリット

ここまで大企業について考えてきましたが、中小企業の場合はどうでしょうか。

まずは中小企業のメリットを挙げてみます。

経営に近いところで仕事ができる

規模にもよりますが、中小企業は社長の顔がよく見えます。
どのような考えで経営判断をしているのか、直に見るチャンスに恵まれています。

組織が小さいので、自分の担当範囲もより経営者に近くなりますし、自分の意見が上に通りやすいです。

裁量権が大きい

社風にもよりますが、大企業よりも中小企業の方が裁量権が大きいケースが多いです。

大企業だと上司とその上司とそのまた上司の承諾を得て進めないといけないような事案でも、中小企業の場合は自分一人で意思決定する機会に恵まれます。

自分で意思決定するということは、意外と大企業では経験しにくい部分です。

転勤がない、または限定される

海外や全国各地に支店がなければ、転勤はありません。
支店があったとしても、転勤の頻度は少ないでしょう。

転勤がないと、配偶者も仕事を続けやすいという大きなメリットがありますね。
旦那が中小企業で給料が安いとしても、妻が正社員として働き続けられるなら、世帯年収は高く維持することができます。

 

中小企業のデメリット

反対に中小企業のデメリットは何でしょうか。

当たり外れが大きい

中小企業は当たり外れが大きいです。
隠れた超優良企業もあれば、ブラック企業もあります。

事業内容が多角化していない場合には、時代のトレンドで経営状態が左右されやすいです。

社長の人間性や社風、事業内容をよく見極めないと、ひどい環境で働かざるを得ないという場合があります。

優秀な人が少ない

どうしても中小企業には優秀な人が集まりにくいです。

中にはすごく優秀な人もいますが、ぶっちゃけてしまうと、意識や能力の低い人が大半です。
意識高い人や能力の高い人は、大企業を目指す世の中ですからね。

このことにより、一緒に仕事を進める上でストレスを感じることもあるし、自分の考えや姿勢が周りの意識低い人たちに侵されるという悪影響もあります。

信用がなく世間からの評判がよくない

地場の優良企業ならともかく、普通は中小企業の信用力はビックリするくらい低いです。

近所の人や親戚からの評判もイマイチですね。

新規開拓の営業電話なんてするケースは、かなりキツイです。

聞いたことない社名の人間から電話がかかってくると、大半の人は警戒しますよね。

逆に言うと、これを乗り越えれば、会社の看板に頼らず勝負できるようになるってことでもありますけど。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

大企業はもちろんいいことがたくさんありますけど、意識してないだけで意外とデメリットもあったりします。

大企業が万人にとっていいわけではなくて、向き不向きがあります。

人によっては、あえて中小企業を選択する、という手もアリだと思います。

ボクはあえて中小企業を選んで早5年経ちますけど、全く後悔していません。

両方のメリット・デメリットを理解した上で、就職先・転職先を探すといいんじゃないでしょうか。

それでは〜。

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