以前、香港⇔深圳の移動方法について記事を書きましたが、今回は3つの手段の中で最も便利なフェリー移動について、もう少し詳しく書いてみます。
香港⇔深センの移動方法はこの3択で決まり!電車、フェリー、リムジンバスという選択肢
フェリー乗り場への行き方
先月深圳に行った際は、香港国際空港に到着して、そこからフェリーで移動しました。
このときのポイントは、香港に入国せずにそのままフェリーに乗るという点です。
香港空港のパスポートコントロール(入国審査)を通る前に、フェリー乗り場に行くんです。
ちなみに香港空港のフェリー乗り場はSKY PIERという名称がついています。
どうやってフェリー乗り場に行くのか?これは意外とカンタンです。空港到着後、空港内の案内版を見ると、ちゃんとフェリー乗り場の方向が示されているので、その案内通りに歩いていくだけです。
「Transfer Areas Ferry Transit E2」、「Ferry Transfer」、「Mainland/Macau Ferry」 といった表示があります。
人の流れにのって間違えてImmigrationのほうに行かないように気をつけましょう。
チケットはどうするの?
フェリー乗り場へ行くと、チケットカウンターがありそこでチケットを購入できます。
なお、香港空港からのフェリーの行き先は深圳だけではありません。カジノで有名なマカオや広州など、全部で9つの行き先があります。
深センのダウンタウンに行くには、深圳蛇口という港が最寄りになります。
深圳蛇口
深圳福永(深圳空港)
広州南沙
広州蓮花山
中山
珠海九洲
東莞虎門
マカオ外港
マカオタイパ
カウンターで行き先を伝えれば、次の便のチケットを手配してくれます。
また、このときパスポートと航
空券の半券(預け荷物がある人はその控えも)の提示が必要です。
チケットは現金(香港ドル)だけでなく、クレジットカードでも購入できますのでご安心を!
ご参考までに、フェリーの時刻表リンクを貼っておきます。
http://www.cksp.com.hk/en/route/hk_from_guangdong_and_macao/shipingline_price_hk_m
預け荷物はどうするの?
飛行機の乗る際に預けた預け荷物はどうするのか、これも実はカンタンです。
フェリーのチケット購入の際に預け荷物の控えを見せると、カウンターの方で処理をしてくれ、勝手にフェリーに搭載されます。
つまり、空港のターンテーブルで一度荷物をとるということをしなくていいのです。(そもそもパスポートコントロールを抜けていないのでターンテーブルにたどり着けませんが)
個人的には、このフェリー側(空港側)での荷物の取扱いシステムがいまいちよくわかっていません。
例えば、飛行機から降りてからフェリーチケット購入までかなり時間が経ってしまった場合、荷物はターンテーブルに出てしまっていないのか?など、よくわからない部分はあります。
ただ飛行機から降りてスムーズにフェリーに乗り継ぐ際は、まず問題ないと思われます。
どうしても心配だという人は、荷物を極力少なくしてハンドキャリーで持ち込むのが一番確実ですね。
いざ乗船
フェリーへの乗船時間は出発時間の約30分前くらいからです。
チケット売り場の右裏手あたりにフェリー乗り場への入り口があります。
ここがちょっとわかりにくいのですが、30分前より早く行っても中に入れてもらえません。入口前で並び、時間になってから中に案内されるという形式です。
これでやっとフェリー乗船か、と思うのはまだ早いです。
ここからシャトルに乗ってフェリー乗り場に移動するのです。フェリー乗り場到着後、行き先のフェリー乗船口に行き、やっと乗船です。
乗船後にまたとまどうのが座席です。チケットを見る限りは一応指定席のはずですが、あきらかに指定席を守っていない人が数多くいます。まーしゃーないです。
深圳蛇口の新フェリポート
ところで、今回2017年2月に行った際、深圳蛇口のフェリーポートがまったく新しく生まれ変わっていました。
以前はちょっと薄暗くて狭くて、快適でない空間だったのですが、新フェリポートは全然違います。
新しい国際線の空港のようです。天井を吹き抜け構造にしていて、ちょっと小洒落た雰囲気を出している感じです。どうやら有名なデザイナーがデザインを手掛けたようです。
以前はなかったレストランなどの施設も入っています。しかも吉野家までありました。
深圳では、ちょっと前に空港も新しくリニューアルされていて、空海どちらの玄関口もとてもいいイメージに生まれ変わりましたね。
深圳蛇口から香港行きフェリーに乗る場合
逆に、深圳蛇口から香港行きフェリーに乗る場合にちょっと異なる点も記載しておきます。
フェリーターミナル到着後は、まずチケット窓口でフェリーチケットを購入します。
そしてなんと、深圳蛇口のフェリーターミナルで、搭乗便の飛行機のチェックインができてしまいます。チェックインを行い、預け荷物を預けて、フェリーに乗り込みます。
フェリーの乗る前に中国出国のパスポートコントロールがあります。
到着地は香港国際空港のターミナルエリアです。つまりこの場合も香港でのパスポートコントロールは通りません。預け荷物も搭乗予定の便に自動に積載されます。楽ちんです。
しかも香港空港到着後、セキュリティ検査後に、空港税の払戻し(香港ドル)までされます。一度払ったお金なのですがちょっと得した気分になります。これでちょうど空港での昼飯代くらいになります。
まとめ
初めてフェリーを利用するときは結構ビクビクしながら乗りました。荷物はちゃんとついてくるだろうか、乗り遅れたりしないか、など心配事はつきませんでした。が、1回経験してしまえば、とても楽ちん・カンタンな移動方法ですのでオススメです。
深圳に行く方はぜひ試してみてください!
中国でのインターネット事情については、こちらの記事もどうぞ!