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出張旅行術

中国で規制されるサービスとその対策(GmailやDropbox、LINEなど)

以前のエントリにも書きましたが、中国ではさまざまなインターネットサービスが規制されてしまいます。

代表的なところではFacebook、Twitter、Gmail、Dropbox、LINEなどなど。

 

各ウェブサービスの中国における規制の現状

つい先月も中国に行きましたが規制状況は以下の様な感じでした。

Facebook、Twitter、Dropbox、Googleマップ、Googleカレンダー → 完全にNG

LINE → 基本NGだが新着通知のみ閲覧可能。またタイミング次第では送受信も可能。なぜか人により規制状態が異なる。iphoneには厳しく、androidだと緩いという説もあります。

Gmail → 基本NGだが、メールソフト(アプリ)によっては接続可能。今回はThunderbirdで途中までは接続可能だったが、滞在後半は接続不可。iphoneのメールアプリでも途中までは接続可能だったが、滞在後半は接続不可。

Outlook.com、Yahooメール → 特に問題なし

Evernote → 特に問題なし

各ウェブサービスの中国における代替手段・対策

最近は毎回このような感じなので、代替手段を確保しておかなくては仕事に支障をきたすことになってしまいます。
現在、苦肉の策として以下の様な対策をとっています。

Gmail → Outlook.comとYahooメールに自動転送。
Googleマップ → 百度地図、iphone標準マップアプリ
LINE → Wechatアプリ
Googleカレンダー → 代替手段なし(ただし出国前にiphoneにローカル同期済み)
Dropbox → 代替手段なし(ただし出国前にPCにローカル同期済み)

このように騙し騙し対応していますが、細かいところでいつも通りいかないのでストレスは感じます。
例えば、
”百度地図は中国語しか対応していないので、日本語にもある漢字を駆使するか中国語サイトをコピペするしか入力方法がない”、
”iphoneマップは英語しか使えないので中国人ドライバーに理解してもらえない”
など。
Dropboxなんかは社内の共有フォルダとして使用しているのですが、滞在中はファイルの
共有が一切できなくなってしまいます
この問題はメールでファイルを送受信することでしか今のところ対応できていません。
他のクラウドサービスで使用できるものはあると思うのですが、データを同期する手間が大変で踏み出せていません。
LINEはたまに使えるのですがアテにはできない状態ですので、中国滞在中の家族との連絡手段はWechatにしています。
使い勝手はほぼ一緒なので、相手がWechatを使ってさえいれば不便はありません。
ただ、フツーの日本人の友達には普及していないアプリなので、滞在中の連絡はほぼ途絶えてしまいますね。

VPNでの対策は?

その他の対策として、以前からBlue SurfaceというVPNサービスも使用していますが、どうも接続状況がよくなく今回はほとんど使いものにならなかったです。
まったく接続できないよりはマシ、くらいの感覚で一応使っていますが。
最近は、プライベートでもビジネスでも上記のようなインターネットサービスに依存している人が多いと思いますので、中国に行かれる際は事前対策をお忘れなく!
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