グローカルネットというポケットWi-Fiサービス、ご存知でしょうか。
国内でも海外でも1台の端末で通信ができて、
国内での通信量はほぼ無制限、
さらに大容量バッテリーのルーターで1日電池が持つ
という、優れたポケットWi-Fiです。
そんなグローカルネットですが、知名度はまだまだで、実際の通信速度や通信可能エリアがどんなものなのか、不安に思っている人もいるかと思います。
ボクはグローカルネットを2年以上使い続けていますので、実際の通信速度がどんなもんなのか、お伝えします。
グローカルネットの通信可能エリアは携帯キャリアと同等以上
そもそもグローカルネットはどういう仕組みのサービスなのか、簡単にご説明します。
グローカルネットは『クラウドSIM』という技術が取り入れられています。
これは、
「クラウド上に全世界・全キャリアのSIMカードデータがあり、これにアクセスすることで、その場での最適なキャリアに繋ぐことができる」
という画期的な技術です。
この特性を活かし、海外でもそのまま利用できるルーターとして使われています。
さてこのグローカルネット、クラウドSIMという仕組みのため、国内でも複数キャリアに繋げられます。
主にはソフトバンク回線と繋がることが多いようです。
都市部では通信速度が速いソフトバンクの4G LTE回線を、そして地方ではエリアが広いドコモの回線が自動選択されるようです。
(*自分でのキャリア選択はできません。あくまでも自動に選択されます)
このような仕組みのため、通信可能エリアはスマホキャリアと同等以上になります。
実際、ボクは毎週のように日本各地を出張で飛び回っており、色々な土地でヘビーに使っていますが、繋がらないということはまずありません。
都心だろうが田舎だろうが、ビル内だろうが地下だろうが、どこでもほぼ繋がります。
この点はWiMAXと比較して大きなアドバンテージですね。
グローカルネットの国内通信速度は携帯電話並み?
さて肝心のグローカルネットの国内通信速度について、
結論として、通信速度はなかなか速いです。
普通に仕事で使う分にはほぼ困りません。
インターネットやメール程度なら何の不自由もありません。
YouTubeの動画を見るのも、基本的には問題ありません。
ただし、速いといってもそこはしょせんモバイルルーター。
光回線のような速さは期待できないので、大容量ファイルの送受信とか、高画質動画の長時間視聴とかには向いていません。
携帯電話の4G回線の速度と同等、あるいは場所や時間によっては若干劣るかな、
という感覚です。
実際にある日、スピードテストをしてみたところ、
下り(ダウンロード)速度がだいたい8〜15Mbps程度でした。
場所は都内、通勤時間や昼時間などにも測定してこれくらいです。
約10Mbpsというレベルが速いのか遅いのか、使い方によりますが、大概の人には十分な速さではないでしょうか。
大手キャリアと格安SIMの中間くらいのイメージでしょうか。
すごく速いわけではないですが、不自由はほぼ感じません。
ときどき繋がりにくく感じるのは満員電車の車内。
ただしこれはグローカルネットの問題というよりは、通信キャリアの4G回線の問題のような気もします。
実際、そのような場合は自分のスマホの4G回線も繋がりにくい状態です。
グローカルネットの海外通信速度は早い?遅い?
ところでグローカルネットの売りである海外での通信についてはどうでしょうか?
これについて、ボクは世界10カ国ほどで使用した経験がありますが、正直一概には言えません。
というのも、海外で繋がるのは現地の携帯キャリアの通信回線。
グローカルネットでの通信速度は、結局現地の通信回線の質次第です。
非常に通信速度が速いエリアもあれば、極端に遅いエリアもあります。
国にもよりますが田舎のほうはあまり期待できません。
ただ、そんな通信環境の悪いエリアの場合、どんな方法でも速い通信環境を手に入れるのは不可能に近いです。
結局のところ、クラウドSIMというサービスの仕組み上、
グローカルネットの海外での通信速度は、現地で使える通信環境として平均的な速度となる
といえます。
まとめ
グローカルネットの通信可能エリアと通信速度、
結論としては、非常に実用的なレベルです。
(大容量通信をされる特殊なケースを除きます)
通信可能エリアは非常に広く、国内および海外の多くのエリアで、モバイルルーターとしては十分な通信速度です。
国内での通信量はほぼ無制限モバイルルーターとして、
あるいは海外出張や海外旅行のためのモバイルルーターとして、
ぜひご検討してみてください。
それでは~。