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英語

ビジネスの打合せで英語通訳を頼まれた場合に気をつけるべき3つのポイント

どーも、ちゃた(@chatalog13)です。
ちょっと英語ができるようになってくると、仕事上で通訳をしなければならないシーンが必ず出てきます。

海外からの来客がある際に、急に上司から、
「〇〇さん、ちょっと通訳お願いね」
と言われてしまうこともあります。

あるいは、英語のできない人と海外出張に行く場合は、あなたがメインのスピーカーとなりますので、必然的に通訳が必要となります。

そのようなシーンでどう切り抜けるか、いかにスムーズに英語通訳をこなすか、ポイントをまとめましたのでご覧ください。

 

 

打合せのテーマ、内容を事前勉強しておく

日本語での打合せ内容把握

まず大前提として、打合せのテーマと内容を理解しておく必要があります。
日本語で理解できていない内容は、英語に訳すことはできません。

英語はできるのに使い物にならない通訳、というのはその分野の専門性がないケースが多いです。
専門的な内容になるほど、事前勉強が欠かせません。

 

テーマから予想される英単語を事前確認

予想されるテーマで使われる可能性のある言葉について、それらの英単語を事前に確認しておきましょう。
専門用語などは特に大切です。
単純に辞書で調べても、適した単語が出てこないこともあります。
事前にインターネット等で、最適な英単語を調べておきましょう。

また、同様のテーマについて過去に英語でのメールやり取りがあった場合、メールを見返しておくといいです。
メールに使われている単語が参考になります。

 

英語のリズムに慣れておく

普段から英語に触れる環境でない場合は、打合せの1週間前くらいから、英語シャワーを浴びるようにするといいです。
今ならYouTubとかPodcast とか、英語を聞けるツールが色々あるので、何かしらの英語を聞いて耳を慣れさせておきましょう。

全部聞き取れなくてもオーケーです。
英語のリズムに耳を慣れさせて、頭の中でスムーズに理解できるようにしておくことが大切です。

当日3ヶ月ぶりに英語を聞いた、なんて状態だと適応できずに打合せが終わってしまいます。

できれば聞くだけでなく、シャドーイングなどで英語を口にすることも合わせて行っておくといいです。

 

 

日本語から英語への通訳

さて、事前勉強はしておいたとして、いざ実践で気をつけるポイントはどこでしょうか。
まずは日本語から英語への通訳のケースです。

話す人の話し方のクセを掴んでおく

日本語でも英語でもそうですが、話す人が必ずしも文法通りのきれいな言葉で話すとは限りません。
話し方も人それぞれです。

話す人の話し方のクセを掴んでおくことが、うまく通訳することに繋がります。

例えば、
だらだらと言葉を繋ぎながら、話が前後して、最後まで話さないと何を言うかわからない人、
っていませんか?
そういう人の通訳をするのであれば、最後の文末まで聞いてから訳す必要がありますね。

あるいは、主語があいまいなまま話をするクセがある人とか。
この場合は通訳する前に、誰のこと(何のこと)を言っているのか、確かめてから進めるといいかもしれません。

話す人のクセを把握しておきましょう。

 

2〜3文で区切りながら通訳する

通訳する際に大切なのは、タイミングです。
訳す側からすると、1文毎に都度訳す方がやりやすいかもしれません。

でも、そうすると話の流れが止まってしまいますね。
会話のリズムがとても悪くなってしまいます。

また、1文毎に訳す場合、文脈がわからず、話している人の意図を汲み取れずに変な訳をしてしまうこともあります。

したがって、2〜3文くらい、内容の区切りがあるところで通訳を入れるようにするとちょうどいいです。

短すぎず長すぎず、ちょうどいいところで通訳を挟むことで、会話がスムーズに進みます。

 

訳しにくいなと感じたら意図を確認する

話された内容をすべてそのまま訳す必要はありません。
そもそも文脈的におかしかったり、伝える必要のないことも混ざっていたりします。
そのような場合、勝手に意訳してしまうこともありですが、一言確認するのもいいです。

「つまりそれは〇〇〇〇、ということですか?」
と確認した上で、〇〇〇〇の内容だけを訳して伝えればオーケーです。

 

メモを取る

メモは必須です。
特に話が途切れない場合など、頭で内容を理解して訳そうと思っていても、通訳し始める前に内容を忘れてしまうことがあります。

全ての内容をメモする必要はありません。
ポイントとなる単語をささっとメモしておくと、通訳すべき内容を忘れません。

あと大切なのが、数字は必ずメモすること。
桁の区切りが英語と日本語では違うので難しいです。
日本語の場合、万、億と4桁ずつの区切りですが、
英語の場合は、thousand, million, billionと3桁ずつの区切りです。

これが結構混乱するんですよね。
メモして考えるとわかりやすくなりますし、数字を間違えることもありません。

 

 

英語から日本語への通訳

さて、今度は英語から日本語への通訳のケースです。
あなたが日本人の場合、こちらのほうがより難易度が高く感じるかもしれません。

英語の話者と事前によく話しておく

そもそも、英語のスピーカーの言っていることを聞き取れないと訳せません。
とはいっても、英語での内容をすべて正確に聞き取ることは難しいですよね。
特に相手がネイティブスピーカーの場合、かなり難易度が高いです。

大切なのは、可能な限り、英語のスピーカーと事前によく話しておくこと。
相手の話し方、リズム、クセ、などに慣れておくといいです。

また、事前に会話をしておくと、相手もあなたの英語レベルを理解できます。
仮にあなたの英語レベルが低いと思われた場合、わかりやすくゆっくり話してくれることも期待できます。

 

スピーカーとアイコンタクトを常に取りながら進める

打合せでの通訳はあなたです。
そのことをスピーカーに認識してもらう必要があります。

その上で、スピーカーの顔をよく見ながら、アイコンタクトを取りながら進めるとスムーズになります。

話している内容をしっかり聞き取れている場合は、フムフムと頷いていればいいし、逆に聞き取れない内容があったときには、わからないという顔をすることで、スピーカーはより丁寧に説明してくれます。

聞き取りに自信がない場合は、短く区切りながら話してもらうよう、スピーカーに事前にお願いしておくというのも手です。

 

話題から予想される英単語を予習

日本語から英語の場合と同様、テーマと関係する英単語を事前に把握しておく必要があります。
これを怠ると、話される英語の中に、理解できない単語がたくさん出てきてしまい、内容把握が難しくなります。
また、専門用語は話の重要なポイントであることも多いです。

最低限の専門用語は理解しておきましょう。

 

 

最後に

英語での通訳、最初はとても難しく感じます。
最初から完璧にできるわけはありません。
失敗したり恥ずかしい思いをしたりするかもしれません。

大切なのは相手の話していることを理解すること、そしてもう一方に一生懸命伝えること。

パーフェクトでなくても構いません。
場数を踏むことで、段々と成長してきます。がんばりましょう。

それでは~。