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クラウドSIMがすごすぎる!海外でも国内でもそのまま使えるWiFiルーターです

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海外出張や海外旅行の際のインターネット環境は重要ですよね。

これまでボクは海外出張に行くたびに、海外用のWifiルーターをレンタルしていました。

毎回毎回ちょっとめんどくさいなと思っていましたが、実は今や、レンタルの必要がない新しい画期的なWifiサービスが登場していたんです。

それは『クラウドSIM』という技術を使ったサービスです。

ひとつのルーターで世界中100カ国以上でそのまま使えてしまう。

しかも海外だけでなく日本国内でも使えるんです。

すごいですね。

クラウドSIMって?どんな仕組み?

クラウドサーバー上に世界各国の複数のSIMカード情報が蓄積されており、端末の電源を入れるだけで、その地域に最適なSIM情報を読み込まれます

この技術により世界各国で通信できるようになるという仕組みです。

なにがすごいって、日本だろうが海外だろうが、SIMカードを入れ替える必要がまったくないという点です。

通常は、世界各国で現地のSIMカードを使う必要があります。

『SIMフリーの携帯電話やルーターを持参し、現地でSIMカードを購入して端末に挿入して使用する』 というのがこれまでの使い方でした。

あるいは、『現地のSIMカードがあらかじめ挿入してある、海外専用のレンタルルーターを日本で借りていく』という方法が一般的でした。

それに対してこのクラウドSIMのサービスは、『日本でも使えるWifiルーターを海外にそのまま持っていって、何の手続きもせず現地で使用開始できる』 という画期的なサービスです。

しかも安価

携帯キャリアの海外パケット定額のような高コストなサービスじゃありません。

各社のサービスを比較

2017年6月現在、ボクが調べた限りでは、下記の3社がサービスを提供しています。

グローカルネット

利用可能国は世界。次世代クラウドWiFi”GLOCAL NET”

2016年7月からクラウドSIMのWifiルーターサービスを始めているようです。

世界WiFi

https://www.sekai-wifi.com/

こちらもグローカルネットと同様の端末でサービスを提供していましたが、2017年5月に新端末『WorldTouch』 をクラウドファンディングで上市したようです。

※2017年6月9日追記

BroadLineという会社も、『GWiFi』というブランドで同様のサービスを開始したようです。

BroadLine

http://broadline-jp.com/gwifi/

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実際に使ってみた

上記3社の内、実際にグローカルネットと契約してみました。

端末代と初回事務手数料で、29,160円(税込)かかるのが少し痛い出費でしたが、ランニングコストの安さ、契約期間の縛りがないことなどを考えると、まーアリかなと。

届いた端末はこんな感じです。

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デザインはシンプルでいいですね。

サイズ感ですが、縦横はiPhoneと同じくらいでちょうどいいんですが、厚みがちょっと厚すぎるな、という印象です。(117×63.8×20.9mm)

重さもかなりズッシリです。(224g)

正直重すぎるとは思うんですが、その分バッテリー容量が大きいのでヨシとしました。
なんと6000mAhです。

申込んだのが4月末だったのですが、端末が届いたのが5月中旬。

そのため、予定していた前回の海外出張には間に合わず、まだ海外では使用する機会がありません。

国内で使用した感じでは、通信速度はまったく問題なし。

バッテリー容量はやはり安心感があります。

朝早く家を出て夜遅く帰ってきても1日余裕で持ちます

これまで使っていたWimax2のルーターは、電源を入れっぱなしでは1日持たなかったので、電池の心配をしなくて済むのはいいですね。

海外でレンタルルーターを借りる場合も、ルーターのバッテリー容量が小さく、結局モバイルバッテリーで充電しながら使っていたので、モバイルバッテリーが必要ないというのはありがたいです。

クラウドSIMのメリット

手間がまったくない

繰り返しになりますが、海外渡航の際に何もする必要がありません。

ただ、いつも使っているWifiルーターを持っていくだけです。現地で電源を入れればそのまま使えます

海外用のルーターをレンタルする場合、『事前に予約して、出発前に受け取って、帰国したら返却して』とちょいちょい手間がかかっていたんですが、これらの手間がすべて必要なくなるというのは素晴らしすぎます。

安価

例えばグローカルネットの場合、月額基本料が400円、海外利用料は300MBで800円/日、500MBで1,200円/日です。

海外用のレンタルルーターと比較しても安いですし、携帯キャリアの海外パケット定額と比較すると半額程度です。

国内用のWifiルーターとしても優秀

日本国内で使う場合も、データ量によりますが3GBプランで1,000円/月、10GBプランで2,500円/月と決して高くありません。

しかも、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク回線から最適な回線を自動で選択して接続するという仕組みだそうです。

従来の国内用ルーターの選択肢としては、Wimax2やY mobileなどがありますが、それと比べても安いです。

また、上記2社のサービスは、各社専用の回線のみを使っているので、Wimaxは屋内や地下に弱かったり、Y mobileは田舎で弱いエリアがあったりと、利用可能エリアについても若干の不安がありました。

しかし、クラウドSIMの場合は最適な回線を選択するということなので、利用可能エリアも広いのでは、と期待しています。(まだそのような環境で使用していないのであくまでも推測ですが)

クラウドSIMのデメリット

サービス提供会社が少なく選択肢が限られる

ボクが調べた限り、2017年6月時点では3社のみのようです。

まだまだサービス開始から日が浅いため、インターネット上の情報も限られています

端末代がかかる

最初に一括で支払う必要があります。

個人的には下手な縛りがある2年プランなどを契約させられるより、良心的だなという気がしていますが。

端末が選べない

実質1つか2つしか選択肢がありません

もっと軽量な端末がいいとは思いますが、現状どうしようもないです。

現地SIM利用よりは高い

一番安く済む方法は依然として現地SIMカードの利用です。

それと比べてしまうとやはり高いです。

ただ、グローカルネットの端末は現地SIMカードを入れるスロットも余分についており、現地SIMカードを使うことができます。

その場合、グローカルネットの海外利用料はかかりません。

つまり、『手間をかけたくないときは海外利用料を払ってそのまま使えばいいし、現地でSIMカードを調達する余裕があるときは現地SIMカードを使う』 といった運用もできちゃいます。

まとめ

海外渡航頻度の高い人にとっては、まちがいなく便利なサービスです。

海外に行く機会が少ない人にとっても、国内Wifiルーターを兼ねるという使い方をするならお得だと思います。

おそらく、今後このようなサービスを開始する会社がどんどん出てきて、端末や料金プラン、サービス内容が充実(あるいは複雑化?)してくると思われます。

*2018年7月、各社サービスの比較記事を追記しましたので、よければこちらの記事もどうぞ。

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より安くまた選択肢が豊富になることを期待しています。

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2017年7月、追加で記事を書きましたのでこちらもどうぞ。

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